便秘の時にお腹の部分のマッサージをする人があります。その方法としては、昔から「“の”の字マッサージ」をすることが多いようです。

腸は、ひらがなの“の”の字の形になっていることから、この「“の”の字マッサージ」が考えられたということです。

その他に、最近は「ねじれ腸マッサージ」「落下腸マッサージ」という方法も考案され、便秘解消のためされているようです。

「ねじれ腸マッサージ」は、言葉のとおり腸がねじれることによって、便のとおりが悪くなって便秘になっている状態を、マッサージすることによって便秘の症状を改善させようとするものです。

「落下腸マッサージ」も、腸が下がることによって便のとおりが悪くなって便秘になっているのを、マッサージによって便秘の症状を改善させる方法です。

「ねじれ腸マッサージ」「落下腸マッサージ」は、ねじれた腸、下がった腸自体を矯正するものではなく、マッサージの刺激によって便秘の症状の改善を促すものです。

腸のねじれ、下がった腸を改善しないと便秘は良くならない

これらのマッサージで便秘の症状を改善させることも可能かもしれませんが、定期的(例えば1日2回とか)にやる必要があります。定期的にやる必要があるのは、マッサージ自体が腸のねじれ、さがりを矯正することが出来ないからです。

マッサージで腸のねじれ、さがりを矯正することは不可能ではないでしょうが、それができるのはプロのマッサージ師で便秘のことをそうとう研究している人以外には難しいでしょう。

便秘で困っている人は、即効で便を出したいということですから、お腹のマッサージの方法もその目的用になります。それはそれで良いと思います。

ただ、自分でマッサージをしてお腹が痛くなるという人がいますが、そういう人は指や手に力を入れすぎていることが多いと思います。痛いくらい力を入れて圧さないと効かないと思っているからなのでしょうか。

腸壁は非常に薄くて繊細で、もし憩室が出来ている場合は強い力で圧せば破れてしまうことがありますので危険です。

便秘のことを研究しているマッサージ師の人のお腹のマッサージは、目的が違います。

最終目的は便秘の改善で同じですが、そういう人は今すぐ便を出すようなやり方ではなく、腸の働きを良くする目的にマッサージをします。そのような目的で腸もみをすれば、ねじれた腸、下がった腸も改善され、結果的に便秘も良くなっていくと思います。