肩こりストレッチ、腰痛ストレッチという言葉があります。そのような言葉を聞くとストレッチをやって症状が取れるものだと思っている人も多いでしょう。

しかし、残念ながらストレッチで症状を直接取ることは難しいです。確かに、肩がこった時などに首、肩、腕などの筋肉をストレッチすると、肩の周りの筋肉の緊張が和らいで、肩が軽くなることもあるかもしれません。

でも、筋肉の緊張が和らいで肩が軽くなるのは、一時的なものです。ストレッチのやり方のコツが分かっている上手な人がやってもおそらく同じ結果になるはずです。

症状の原因になっている部分をストレッチしないと改善しない

そのような結果になるのには理由があります。それは、こりが出ている肩には原因がないからです。

例えば、火事が起きて警報装置が鳴っているとします。普通は、火が燃えているところに水をかけて火を消そうとします。しかし、肩がこった時に肩の周りの筋肉をストレッチすることは、水をかけて火を消すのではなく、警報装置の音を止めるのと同じことをしているわけです。

警報装置の音を止めても、火はまだ燃えているわけですから、時間が経てばどんどん火の勢いは強くなります。ですから火の勢いを止めて消火させるには、燃えている所に直接水をかけるしかないわけです。

肩こりも同じことです。こっている肩の周りの筋肉をストレッチするのではなく、肩こりの原因になっている部分にストレッチする必要があります。そうすれば、肩こりもだんだん症状が和らいでいくはずです。