便秘に腹筋が関係しているということで、腹筋運動を勧めているサイトが多いです。骨格筋の中で大腸に関連しているのは、腹筋でも内腹斜筋という筋肉です。内腹斜筋は、斜め(腸骨から肋骨、腹直筋)へ走る筋肉です。

腹筋運動では便秘が良くなる可能性は低い

ですから、腹筋運動を行うにしても、普通の腹筋運動ではなく特殊な方法(体を捻る運動)でやる必要があります。

ただ、問題は特殊な方法(体を捻る運動)で内腹斜筋を鍛えるといっても、慢性化した便秘が改善されるかどうかは疑問に思っています。と言うのは、はたして筋肉を鍛えて大腸の働きが改善されるかどうかということなんです。

僕は、腹筋運動をしても筋肉(内腹斜筋)の緊張が減らないと、まったく意味がないと思っています。つまり、大腸は内腹斜筋の影響を受けていますから、内腹斜筋の緊張が強いのが減らないと、便秘が改善されないというわけなのです。

それから、内腹斜筋の他に、上腕にある腕橈骨筋(わんとうこつきん)という筋肉も大腸に関連しています。この筋肉も緊張が強いと大腸が影響を受けて、働きが悪くなり、便秘になりやすくなります。

ですから、この筋肉も緊張を減らす必要があります。しかし、腹筋運動では腕橈骨筋の緊張は減りません。

結論としては、大腸に関連のある内腹斜筋、腕橈骨筋の緊張が減れば、便秘は改善されていきます。でも、腹筋運動を行っても内腹斜筋、腕橈骨筋の緊張が減ることは少ないと考えていますので、便秘が慢性化した人には、腹筋運動はあまりおすすめしません。